「1on1」(Part 3)

こんにちは!風間 恵です。
年明けからあっという間に節分を迎えました。皆様は年明けからどんな1ヶ月を過ごされましたか?
今回は 1on1の導入目的についてお話ししていきます。

私どもに寄せられるご相談に1on1についてのネガティブな内容が多い件については前述していますが、その根本にあるのが導入目的です。
ご相談者の方はまず導入に至る経緯を伺いますが、その半数の回答は

コンサルタントの言うままに組織サーベイを実施し、1on1を提案された…というパターンです。

(その組織サーベイの項目や内容の検証も非常に重要なのですが、今回は割愛します)

では、その導入目的は?とお聞きすると「部下と上司のコミュニケーションをはかる」「マネジメント力の向上のため」という趣旨の回答が返ってきます。

もちろん、その先には「働きやすい職場環境づくり」等の続きはあるものの、何だか他人事に感じる事が多々あります。そしてそのような入り方は、1on1自体が目的になってしまいます。

本来、1on1は「自分達の組織をどうしたいのか、どんな組織にしたいのか」を自分達で考え、導入した際の真のメリット、デメリットを検討した上で導入する必要があるのです。

そしてその目的は上司だけでなく部下にも伝わり、全員が納得した上で開始しなければ正しく機能する事は不可能です。

1on1を導入されている組織の皆さまは、現状を振り返ってみてください。形だけの1on1になっていませんか?一部の人たちだけ上手く機能しているという事はありませんか?

導入目的を明確にし、全員が納得しないまま開始したケースで、そのうち上手く機能するということは無いといっても過言ではありません。

今後導入予定の皆さまは、是非参考になさってください。

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