五月病~今年は要注意!?

こんにちは!ディライトフルオフィスの風間 恵です。

前回の投稿から約3ケ月も開いてしまい、時折皆さまから生存確認のご連絡をいただいてしまいました・・・が、元気です!ご心配くださいました皆さま申し訳ございません。

さて今回は、五月病についてです。

私のコラムをチェックしてくださる皆様の中には五月病をご存知の方も多いと思いますが簡単にご説明しておきます。

4月は就職や移動にともない職場で新たな生活がスタートします。新生活では慣れないことも多く、無自覚のうちにストレスがたまっていきます。その上職場に適応しようと無理をしてしまうことも少なくありません。仕事や環境が自分に合っていない方は「適応障害」を起こしている可能性もあります。

この状態で1カ月を乗り切り、5月の連休に入ることで、心身共にリラックスした状態になります。

そして、連休明けに職場に戻ると、一気に緊張感が増した状態になり、身体が重い、だるい、疲れやすい、意欲がわかない、眠れない、食欲がない、物事を悲観的に捉えてしまう、などの症状が現れる。これが「五月病」です。五月病は、正式な医学用語ではありませんが、放っておくと「うつ病」に発展する可能性もあります。

以下は五月病の様々な症状の例

具体的な症状として、無気力になったり不安感が強くなることが多いようです。頭痛、めまい、胃痛、食欲不振、過食、不眠のほか、「常に不安がある」「今まで普通にできていたことができなくなった」「好きだった趣味に興味がなくなった」「理由は解からないが常に気持ちが落ち着かない」などです。

そして、今年は五月病が増加すると言われています。理由は2つありますが、1つは9連休の方が多かった事。リラックスの期間が長い程、職場での緊張感とのギャップが大きくなります。

2つ目は、コロナ規制が解かれたタイミングと重なる事です。2020年~2022年は五月病になる人が大幅に減少しました。これは在宅勤務や職場でのイベントが中止になった事により、緊張する場面が激減した為です。つまり、この2023年5月は、入社や人事異動で環境が変わった方だけではなく、多くの方々の環境が変化する事で、五月病になる方が増加すると言われています。

五月病を防いだり最小限に抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、ストレスを自覚することです。ストレスは誰にでもあるものと認識して、自分に合った対処方法を考えましょう。心身を休める、しっかり睡眠をとる、栄養を摂る、軽い運動をするなど、具体的なストレス解消法を見つけることがポイントです。また、深く考えすぎず、完璧を目指さないなど、気を楽に持つことを心がけましょう。そして、何よりも重要なのは、「ひとりで悩まない」です。上司、親、友達、や専門機関など、自分に合った相手に相談することが深刻化を防ぐ第一歩となります。

それでも、症状が治まらない時は、心療内科やクリニックの受診を強くお勧めします。

自分を大切に。