リカレント教育

こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回はスタッフに、リカレント教育についてのコラムを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんにちは!スタッフの広瀬です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、リカレント教育についてです。

リカレント教育という言葉を聞いたことがありますか?
リカレント教育とは、学校教育を終えて就職したのち、再度教育機関で学び、また就職をする、といったように生涯を通して学習とキャリアを繰り返すことを言います。

欧米をはじめとする先進諸国では、このリカレント教育がとても注目されています。就職後、キャリアを築く上で必要となる知識や技術を習得するために、大学院などの教育機関に戻り、そこで培ったものを活かしてさらなるキャリアアップを目指すというもので、これは日本でも有効だと言えます。

例えば、近年の日本では女性活躍が重要視されていますよね。女性活躍促進において、どうしてもリタイアの原因となってしまうライフステージの変化に挙がるのが出産・育児です。そこで一度家庭に入った女性が再就職をする際に学び直しをし、その上でキャリアアップを目指していくというプランもあります。

リカレント教育の目的には「キャリアアップ・キャリアチェンジや、組織の競争力向上に寄与するリカレントプログラムの展開を促進すること」が挙げられます。

ではリカレント教育が必要とされる理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

①ライフスタイルの変化
女性活躍が重要視されたり、平均寿命が伸びている近年は、学び直しの機会が大いに役立つと考えられています。キャリアと学びを繰り返す人生設計により、自由な働き方が可能になり、仕事とプライベートを両立しやすくなったり、リタイア後の資金繰りの問題が解消されたりすると考えられています。

②DX化
以前紹介したデジタルトランスフォーメーションも、リカレント教育が注目された一因です。一度業務から離れて再度戻ろうとした時に、DX化が進んでいたことでついていけない、というケースは多く見られます。重要なデジタル技術やITリテラシーを身につけておくことで、幅広い職種への再就職が可能になるでしょう。

③人材不足の解消
現在少子高齢化が進んでおり、人材不足に悩んでいる企業が多いと思います。労働力の不足には、仕事のブランクがある人や定年退職した人をリカレント教育で再教育し、戦力になってもらうことが一つの解決法になるのです。

④競争力の向上
多様な技術や能力を持った人材がいる企業は、当然様々な強みが生まれます。すでに企業で活躍している人材をリカレント教育することで、さらなる戦力に育成することも可能です。これらによって、組織全体の競争力が向上することが期待されます。

リカレント教育を導入することで、社員側にとっても、収入が上がったり新しい知識を身につけることができたりと、メリットがたくさんあります。ぜひ導入研修等も利用しながら、検討してみてくださいね。