DEIとは?

こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回はスタッフに、DEIについてのコラムを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんにちは!スタッフの河野です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、DEIについてです。
DEIという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

DEIとは「ダイバーシティエクイティインクルージョン」の略称で、「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包括性)」の頭文字をとった言葉です。

あらゆる人が対等に扱われ、尊重されることで、組織・社会において包括される状態を目指す言葉です。企業においてもう少しわかりやすく言えば、従業員やメンバーの個性を発揮できる環境が企業の成長につながる、という考え方自体のことや、それを体現するための仕組み作りのことを指します。

ビジネスの場面でD・E・Iのそれぞれが指す内容は以下のようなものです。

【D:Diversity】
ビジネスにおける多様性は、年齢や性別、国籍だけではありません。育った環境や、これまでの背景、性的指向や能力、価値観、信念など様々な要素を含みます。多様な個性を持つ社員それぞれを尊重することで、企業の成長につながるということを指します。

【E:Equity】
ビジネスにおいての公平性は、雇用の機会均等や、情報の共有などで、全ての社員が公平に扱われることを意味します。平等に接するわけではなく、差別や不当な扱いを受けることのないよう配慮することが大切です。

【I:Inclusion】
ビジネスにおける包括性とは、異なる背景や考えを持つ人の存在を認め、尊重して受け入れることです。社員一人一人の背景に目をむけ、全員が自分らしくいられるような環境を作ることが大切です。これによって同じ方向に向かって協力することができると考えられます。

DEIが注目されている背景には、近年の人材不足による人材多様性や、グローバル化の推進が挙げられます。これらの影響で、DEIをさらに活発にする必要が出てきたのです。

ではDEIを導入するメリットは何があるでしょうか?

①人材不足の解消
社員の事情や背景に沿った働き方を提供できるようになるため、離職者の減少につながります。労働力不足が騒がれる中、離職者は1人でも減らしたい企業が多いでしょう。そのため、DEIへの取り組みは評価されるポイントとなり、人材の採用枠も広がります。

②企業の社会的価値の向上
DEIに取り組むことで、様々な制度が見直され、新しい仕組みが創出されます。企業の体質が明らかになれば、社会から時代に対応している企業とみなされ、社会的価値が向上します。

③新規的なイノベーションの創出
異なる背景や考え方の人々がディスカッションすることで、今までには出なかったようなアイデアが創出される機会が増えます。革新的なサービスや技術等でイノベーションが生まれやすくなります。

いかがでしたか?
実際にDEIを導入する際は、自社のビジョンを明確にし、理念・ビジョンに合った方法で導入する必要があります。また、各々が働きやすい環境を整備することも大切です。フレックス制の導入や、育休・産休・介護休等を充実させることも一つの案でしょう。

ぜひ参考にして、DEIを導入検討してみてくださいね。