リスキングとは?
こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回はスタッフに、リスキングについてのコラムを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは!スタッフの広瀬です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、リスキングについてです。
リスキングとは「技術やビジネスの変革に伴って、新しい知識やスキルを学ぶこと」を言います。
2020年のダボス会議の中で、「リスキング革命」という言葉が提唱されたことで、現在注目されているワードです。
経済産業省が定める定義としては、「新しい職業に就業する目的や今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること、させること」とされています。
企業が社員のスキルや知識を再開発し、発展を目指すことも含まれるため、最近では導入する企業が増えてきています。
以前紹介した似たような言葉に、リカレント教育がありますね。
リカレント教育というのは、必要なタイミングで学んだのちにまた就業する、というサイクルを繰り返すことを言います。
一方リスキングは、企業が戦略的に社員のスキル獲得を目指すという点で、個人よりも組織視点の教育であり、実践型の学びを重視しています。これらの点で、リカレント教育とは異なりますね。
ではリスキングを導入することのメリットはどのようなことがあるでしょうか?
①人材不足を補える
DX化やビジネスモデルの変容に伴い、人材不足が騒がれていますが、リスキングによって必要なスキルや知識を社員に伝授することで、これらの人材不足の穴を埋めることができます。今いる人材をフル活用するという点で採用コストの削減にもつながります。
②組織エンゲージメントの向上につながる
企業がリスキングを推進することで、社員のキャリア形成の一助になります。これによって個人個人のエンゲージメントが向上し、成長意欲の高い社員が集まることで、生産性向上や業績アップにも寄与します。
③社内事情に精髄している社員をレベルアップさせることができる
実際に働いている社員を教育するため、既存事業や社内の現状について精髄しており、融通が利きやすいのもメリットです。社外からの採用に比べると、教育コスト削減につながり、スムーズにスキルを活かすことができます。
④社員の自律を促せる
リスキングを推進することで、さらに必要な知識やスキルを自発的に学ぼうとする社員が増えることも考えられます。今の自分に足りない部分は何かを考え、自分で補おうとする人材が増えることで、組織の成長速度が上昇します。
リスキングを導入するにあたっては、事業戦略や経営理念に基づいて、人材を選出するところから始めます。
また教育後の理想の人材像を明確にすることで、リスキングを受ける社員の将来像もイメージしやすくなります。
また適切な教育プログラムを定めることも大切です。
企業の現状にあうプログラムを用意し、社員がプログラム遂行後に、スムーズに業務に活かせることが重要です。
いかがでしたか?
企業を取り巻く環境が目まぐるしく変わる今だからこそ、ぜひ参考にして、リスキングを導入検討してみてくださいね!