企業年金とは?

こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回は、企業年金についての記事です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんにちは!スタッフの神谷です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は企業年金について紹介します。

企業年金という言葉を聞いたことがありますか?
企業年金とは「企業が社員のために年金を支給する仕組み」のことを言います。

一般的に公的年金は、国民年金と厚生年金の2種類があります。

【国民年金】
・20歳以上60歳未満の日本在住の全員が加入する
・65歳から給付開始

【厚生年金】
・厚生年金が適用される従業員や公務員が加入する
・65歳から給付開始

これに対して企業年金とは、社員の退職後の生活のために企業が資金を給付する年金のことです。
公的年金に上乗せで支給されるため、企業年金に加入すると退職後の生活に余裕が生まれます。

企業年金は元来、退職金を分割で支払うもので、企業年金の種類や企業によっても受け取り方は異なります。

企業年金には以下のようなものがあります。

・確定給付企業年金
企業と従業員が規約などであらかじめ給付額を定め、退職後にそれを受け取るもの。企業は銀行や保険会社と契約を結ぶか、企業年金基金という別法人を作るかのいずれかで運用する。

・確定拠出年金
アメリカの方式をモデルにして、将来の給付額は決まっておらず、支払う掛け金だけを取り決め従業員の口座に拠出するもの。企業側が導入を決めるものと、個人が自分の意思で加入する個人型がある。

・中小企業退職金共済制度(特定退職金共制度)
中小企業向けの退職金制度。独立行政法人勤労者退職金共済機構及び、特定の市区町村や商工会議所のような団体が運営している。

・厚生年金基金
企業が「厚生年金基金」という別法人を設立して、企業独自の加算分を上乗せするもの。現在では新規設立は停止中となっている。

企業年金には上記のような種類があります。しかし近年では、生涯雇用ばかりでなく、多様な働き方として途中退職をする人も少なくありません。
では企業年金は、途中退職では得られないのでしょうか?

途中退職した人でも企業年金を受け取れる仕組みとして、「ポータビリティ制度」というものがあります。

ポータビリティ制度では、退職時に脱退一時金として企業年金を受け取る場合と、脱退一時金相当額を転職先に移して継続する場合があります。
加入期間が規定を満たすかは、それぞれの場合について調べる必要がありますが、生涯雇用でなければ給付の対象外というわけではないので、安心してくださいね。

いかがでしたか?
退職後の資金をどのように捻出するかは、これからの時代にとても問題になります。公的年金に上乗せして受け取れる企業年金制度を理解して、どのような企業年金を導入しているか調査してみてくださいね。