新人教育のノウハウ①
こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回は、新人教育についての記事です。もし新人教育担当になったらどのように教育すればいいのでしょうか?
ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは!スタッフの河野です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は新人教育のノウハウについて紹介します。
4月になり新入社員が入社してくると、多くの場合教育係が配置されますね。採用した後に責任を持って一人前の社会人として巣立つまで育てることも大切です。
新人教育では担当者がプレッシャーを感じることも多く、実際に教育過程を進めていく中で壁にぶち当たることもしばしば。
そこで新人教育を実施するにあたって注意するポイントや、大切なことを説明していきます。
まず新人教育で大切なことはどんなことがあるでしょうか?
新人教育を実施するにあたって最も大切なことは、いわゆる適切なリーダーシップです。指導力だけが目立つのも、優しさだけが目立つのも適切とは言えません。
1.多様な考え方を理解する
以前も紹介したように、年々若い世代では多様性を重視する声が多くなっています。もちろん1つの組織の中で同じ目標に向かって進む上で、共通の考え方や共通の理念を持つことは大切です。
しかし、最も重要なのは「個々の考え方が異なることを理解すること」です。アンコンシャスバイアスのコラムでも紹介したように、まずはそれぞれを知り、理解する姿勢を見せることで、円滑な教育への第一歩となります。
2.自身の経験談を押し付けない
新人教育を任される人材は、企業にとっても優秀で真面目な人である場合が多く、自身がハイスペックである場合も少なくありません。周囲からの評価も高いことで、自分がしてきた努力や、仕事上のノウハウが正しいと思い込みがちです。しかし新人教育において、必ずしも誰か1人のやり方が正しいとは限りません。
そのため自分の経験に固執することなく、柔軟な姿勢で共に成長していくことが大切です。
3.効率化を重視しすぎない
新人教育は、いわば人と人との関係で成り立ちます。そのため普段の業務よりも近道は少ないと言えます。まずは、「対人である」ということを意識して、効率化を追い求めないことが大切です。また、回り道や一見失敗と捉えられるようなことも、自分自身を客観視するきっかけになります。失敗は成長する絶好のチャンスだと思い、否定的になることを避けましょう。
次に、新人教育を円滑に実施するための具体的な要素を紹介します。
1.感情的にならずアサーティブを心がける
新入社員に限らず、誰しも人間ですからミスをする可能性もあります。また、覚えのスピードにも個人差がありますよね。そのためイライラしてしまう担当者もいるでしょう。
しかし、感情的になると新入社員が萎縮してしまいます。萎縮した相手は、積極的に成長することよりも怒られないように行動するようになり、結果的に有効ではありません。
注意する際はできるだけ落ち着いた口調を心がけ、部下との信頼関係を築くことを意識しましょう。
2.指導内容に一貫性を持たせる
右も左もわからぬ新入社員は、業務内容を覚えることに必死です。そんな中で最も不安や不信感を感じる一つに「言っていることが違う」「行動や指導内容に一貫性がない」ということです。小規模な組織であるほど、指導内容が二転三転する傾向にありますが、それでは混乱を招きます。
状況が流動的になる可能性がある場合は、あらかじめ伝えるようにし、できるだけ丁寧な対応を心がけましょう。
3.注意や指摘の際は納得できる理由を添える
新入社員がミスや失敗をすることもしばしばあるでしょう。そんな時に頭ごなしに怒ることはもちろんのこと、「◯◯してはダメ」という結果だけを伝えてもあまり効果がありません。
「なぜダメなのか」「次からどうしたらいいのか?」を理解できない限り、同じミスを繰り返しかねません。一つ一つ理由を説明し、今後の成長に繋げましょう。
4.「釣った魚」ではなく「魚の釣り方」を伝授する
新人教育は多くの場合、マニュアルに沿って教育係が説明をする、という構図が多いと思います。もちろんマニュアルを読むことも説明をすることも大切ですが、最も大切なことは「自分の頭で考えさせる」ということです。
受動的な教育は、その場では理解したような気がしても、結局身についていないことがほとんどです。
時間がかかることかもしれませんが、“なぜ”“どうしたら”を積極的に考える癖をつけさせましょう。能動的に取り組むことでモチベーション向上の効果も期待できます。
いかがでしたか?
今回は新人教育に対する考え方と、意識するポイントを紹介しました。次回は、ここから実際にどのようなステップで進めていけばいいか、そしてよくみられる失敗パターンなどを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!