1on1のススメ②
こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回は、前回に引き続き1on1についての記事です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは!スタッフの広瀬です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は前回に引き続き、1on1についての記事です。
今回は実際にどのように1on1を行えばいいか、具体的な案も紹介していきます。
1on1において、上司が部下に寄り添うことは非常に重要です。ここからは1on1を進める上で重要なポイントを説明していきます。
傾聴する
1on1では部下の話に耳を傾け、理解しようと努めることが不可欠です。単に話を聞くだけでなく、相手の気持ちや考えを受け止め、共感することが大切です。そうすることで、部下は安心して本音を話せるようになります。また、質問を適切に投げかけ、詳細を引き出すように心がけましょう。
フィードバックの提供
建設的なフィードバックを適切にタイミングよく提供することが重要です。部下の良い点は評価し、伸ばしていけるようサポートします。一方で、課題がある場合には、優しく具体的に指摘し、改善に向けた具体的な提案を行います。ただし、批判したり非難したりすることは避け、部下のモチベーションを下げないよう細心の注意を払いましょう。
心理的安全性の確保
部下が1on1で安心して本音を話せる環境を作ることが重要です。秘密は厳守され、言った内容で部下が不利益を被ることはないと伝えます。また、部下の意見や提案を受け入れ、否定的な反応は避けましょう。心理的に安全で開かれた雰囲気があれば、より建設的な対話ができます。
目標とアクションプランの共有
部下の目標やキャリアプランについて話し合い、具体的なアクションプランを立てることをお勧めします。上司として、部下の成長をどのようにサポートできるかを一緒に考え、ロードマップを描きます。そして定期的に進捗をフォローアップし、必要なリソースや支援を提供します。
パーソナライズされた対応
部下一人ひとりの個性や事情に合わせた対応が必要不可欠です。例えば、経験の浅い部下に対しては、わかりやすい説明と手厚いサポートが求められます。一方、ベテラン社員には、より自律性を持たせ、モチベーションを高める働きかけが適切でしょう。状況に合わせてアプローチを変えることが大切です。
信頼関係の構築
1on1を通して上司と部下の信頼関係を構築することは極めて重要です。お互いを理解し、思いやりの心を持って接することで、安心して本音を言える雰囲気が生まれます。そうすれば、建設的な対話が可能になり、組織の発展にもつながるはずです。
良好な1on1を実践するためには、上司が部下一人ひとりに寄り添い、理解を深め、サポートすることが欠かせません。お互いを尊重し、信頼関係を育むことで、生産的で前向きな関係を築くことができるでしょう。
では実際に1on1を職場で導入したい場合、どのような手順で行えばいいのでしょうか?
現時点で導入していなくても、見直しを考えている段階でも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目的の明確化 まず、組織として1on1を導入する目的を明確にします。例えば、「部下の成長支援」「チーム内のコミュニケーション改善」「問題の早期発見と解決」などが考えられます。目的を明確にすることで、1on1の方向性が定まり、効果的な実施が可能になります。
- 経営層の理解と支援の獲得 1on1の導入には、経営層の理解と支援が不可欠です。1on1の意義や期待される効果について説明し、導入に必要なリソース(時間や場所など)の確保に協力を得ましょう。
- ガイドラインの作成 1on1の実施頻度、所要時間、基本的な進め方などを定めたガイドラインを作成します。例えば、「月1回、30分程度」「部下が主導で議題を決める」といった基本ルールを設定します。ただし、柔軟性を持たせることも重要です。
- マネージャー向けトレーニングの実施 1on1を効果的に行うためには、マネージャーのスキルアップが必要です。傾聴力、フィードバックの与え方、質問力などについてのトレーニングを行い、1on1の質を高めます。
- パイロット実施 全社展開の前に、一部の部署や特定のチームでパイロット実施を行います。この段階で課題を洗い出し、改善点を見つけることができます。
- 全社への展開 パイロット実施での学びを活かし、全社へ1on1を展開します。この際、1on1の意義や進め方について、全従業員向けに説明会を開催するのも効果的です。
- フィードバックの収集と改善 定期的に1on1の効果や課題についてフィードバックを収集します。アンケートやインタビューを通じて、参加者の声を集め、継続的な改善につなげます。
- 成功事例の共有 1on1を通じて生まれた良い変化や成功事例を社内で共有します。これにより、1on1の価値が可視化され、全社的な取り組みの推進力となります。
- 定期的な見直しと調整 組織の状況や目的に応じて、1on1の実施方法を柔軟に調整します。例えば、頻度や時間の変更、議題の設定方法の改善などを検討します。
- 評価への組み込み 1on1の実施状況や効果を、マネージャーや従業員の評価項目に組み込むことも検討します。これにより、1on1の重要性が組織に浸透し、継続的な実施が促進されます。
いかがでしたか?
1on1は有効に活用することで、社内コミュニケーションが盛んになり、エンゲージメント向上や企業価値の向上につながります。
ぜひ参考にして、導入してみてくださいね。