昇進すれば昇給する?

こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回はスタッフに、昇進と昇給の違いについてコラムを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんにちは!スタッフの神谷です。いつもご覧いただきありがとうございます。

昇進すれば昇給する、というのはよく起こりがちな誤解です。

では実際にどのような違いがあるのでしょうか?

昇進と同じような言葉に、昇格があります。こちらも合わせて説明していきます。

まず、昇進の意味を見てみましょう。

昇進とは「組織の中で、それまでよりも上の立場になること」を指します。

昇進すると、主任や係長、管理職といった役職に就任することがほとんどです。

次に昇格の意味を見てみます。

昇格は「組織の中で、等級が上がること」を指します。昇進と似たような意味に感じますが、昇格では組織が定めている職能資格制度の基準に応じてこれまでよりも上のランクになる、という特徴があります。

つまり昇進と昇格は、組織内での立場が上がるという点では同じです。

ただし、昇進が目に見えて役職の変化がわかりやすいのに対し、昇格に関しては職位が変わらないケースもあります。

ではここで、昇給とはどのような意味なのでしょうか?

昇給とは「基本給が上がること」を指します。昇給の中でも、勤続年数等を考慮したものを「自動昇給」、人事評価制度に基づいたものを「査定昇給」といいます。

昇給は、あくまでも基本給が上がることであり、基本給に含まれないような手当やボーナスの支給による給与上昇は、昇給ではありません。

つまり昇進や昇格に伴って自動的に昇給する、というよりは、これらの立場の違いがなくても業務範囲の拡大などによっても昇給の可能性があるということです。

また、昇進によって役職に就任した場合、役職手当が出ることがあります。これも厳密に言えば、昇給とは異なるため、ランクが同じ社員同士でも給与に差が生まれる可能性もあります。

いかがでしたか?

昇進=業務上の役割が変わる、昇進=昇給、ではないということがお分かりいただけたでしょうか?

多くの企業では昇進や昇格に伴って昇給があるケースがほとんどです。しかし、言葉の意味をきちんと理解し、これらの基準となるように評価制度や資格制度を見直すことも大切です。

ぜひ参考にしてみてくださいね。