リスクマネジメント
こんにちは!ディライトフルオフィスの風間恵です。
さて今回は、スタッフにチェンジリーダーについてコラムを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは!スタッフの河野です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回のコラムは、リスクマネジメントについてです!
「リスク」という言葉は、本当にさまざまな場面で使われますよね。
一般的に「危険度」「危険性」といった意味で知られていますが、リスクというのは厳密に言うと、「危険なことや良からぬことが起こる“可能性”」のことを言います。
だから、「リスクが高い・低い」といった使い方をするのですね!
一方、ビジネスシーンではリスクという言葉のニュアンスが少々違います。もちろん危険が起きる可能性という意味は持ち合わせているのですが、主に「事業遂行において起こりうる不確実要素」のことをまとめて、「リスク」ということがあります。
そして、企業や組織におけるリスクのほとんどは、事前の入念な準備や心構えによって、防ぐことができます!
そこで重要な考え方が、リスクマネジメントです。
リスクマネジメントとは、起こりうるリスクを組織全体で管理し、予測できる損害を回避する、または軽減する行動のことです。
つまり、リスクを避けるために組織全体で事前に準備しておく、ということですね。
似たような言葉に、リスクアセスメントがありますが、これはリスクマネジメントの中でも、特にリスクについての分析を行う過程のことを指すものです。
またリスクヘッジは、リスクに対して実際に行動する方法や施策そのものを指します。
企業がリスクマネジメントを行うメリットは以下の二つです。
・問題が生じても、事業を安定して継続するため
・顧客や支援者に向けて信頼感をアピールするため
ではリスクにはどのような種類があるのでしょうか?
①マイナリスク(純粋リスク)
災害などの防ぎようのない事故や、人為的なミスによって起こるリスクのこと。企業は損失のみを被ることとなる。
例)従業員の疾病、不注意による法的賠償、火災による建物の損傷など
②ビジネスリスク(投機的リスク)
政治や経済の状況が変化することによって起こるリスク。外的環境により企業は損失を被ることもあるが、利益となる可能性もある。
例)景気や為替の変動、特許の取得、法律の改正、消費者動向変化など
リスクの種類がお分かりいただけましたか?
ここからは実際のリスクマネジメントのプロセスについて紹介していきます。
①リスクの洗い出しのための協議
自社がもつリスクを洗い出し、回避方法を検討します。リスクマネジメントの責任者を設け、責任者を中心にヒアリングやコミュニケーションを取りながら洗い出しましょう。
②適用範囲や基準を決める
リスクマネジメントをどこまで適用するかについて決定します。組織におけるリスクは大小さまざまであり、全てのリスクに対して予算や人員を割くわけにはいきません。そのため優先順位を考えて、適用範囲を決定する必要があります。
③リスクアセスメントを行う
リスクを特定・分析・評価します。組織を取り巻く事象の中で、リスクにつながるものを洗い出し、その大きさや複雑さなどを分析します。それらの結果を踏まえて、対応の優先順位などを決め、評価します。
④リスクへの対応
リスクへの対応は、予防策を取るだけでなく、定期的に状況を確認し、必要に応じて追加で対応をしていきます。
⑤レビュー、評価を行う
リスク対応後は、どのくらいの頻度でモニタリングをするべきかを判断し、再評価と対策の改善を繰り返します。
いかがでしたか?
リスクによっての損失を防ぐために、可能な限りリスクを避けた経営が大切です。
組織全体でリスクに対して適切な対応ができるよう、準備しておきましょう!